高温のベーキングオーブンに SKFドライ潤滑軸受

  • ストーリー

    2018 8月 17, 10:00 CET

    高温多湿条件で使用される軸受は、メンテナンス頻度が高まることでコストがかかります。 また、グリースの使用にも限度があるため、より多くのパンを焼けるようオーブン温度を高めることができず、さらなるダウンタイムを計算に入れると利益が相殺されてしまいます。 しかしながら、新しいドライ潤滑軸受ではこのような状況を打開し、生産力を大幅に高めます。

    工業用オーブンはメンテナンス時にだけ停止させ、何時間も連続稼働させることができます。 一般的に予算に焦点を充てオーブンを製造する場合、標準軸受を食品グレードのグリースで潤滑します。

    これは、メーカー側の設計不足ではありません。 軸受が定期的にメンテナンスされ、問題なく稼働していれば、通常適切に機能し続けます。 ところが、製パン工場やその他多くの企業は、効率と利益率をさらに高めるために、メンテナンス計画の合理化を求めています。 これは、消費者や小売店からの価格の要求に関わる重要な事項です。

    稼動効率を高める一つの方法として、オーブンのより高温かつ高速運転が挙げられます。 これにより生産性が高まりますが、オーブンには今まで以上の負担がかかり、メンテナンス頻度が高まります。 そして、より多くのパンを焼くことで利益が出ても、余分なメンテナンスと頻繁な機械停止のコストによって相殺されてしまいます。

    高温がメリットに

    グラファイトを採用したSKF高温用軸受を使うことで、お客様はオーブンを停止させずより長時間稼働させ、ダウンタイムとコストを抑制しながら生産力を高めることができます。

    最先端のグラファイト潤滑では、微量のグラファイト粉を発生させ、軸受を潤滑することで金属同士の接触を防ぎます。 この潤滑システムは必要に応じて徐々に摩耗し潤滑するため、「自己犠牲型」として知られています。 高温用軸受は再潤滑せずに、高い湿度かつ350℃までの運転温度でも継続的に稼動させることができます。 このテクノロジーは、標準およびカスタマイズ軸受に適用でき大幅にメンテナンスコストを節約します。 シュガーウエハースメーカーの事例

    オーブン内が高温多湿になることで軸受グリースは破壊されますが、これらの条件はグラファイトを用いたシステムに理想的です。それは、湿度がグラファイトの潤滑を向上させるからです。 従来のグリース潤滑に大きなダメージを与える条件は実際、グラファイトにとってはメリットなのです。

    2つ目の要因である温度ですが、グラファイトは通常1,000℃まで影響を受けないので無関係です。 そのため軸受の観点からすると、オーブンをより高温稼働させ、生産性を高めることができます。

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    この軸受アレンジメントは通常、再潤滑が不要と言えます。これは、グラファイトの薄い層によって軸受が継続的に潤滑されるためです。 この軸受は潤滑方法こそ異なりますが、従来のグリース潤滑軸受と全く同じ寸法になります。そのため、既存の軸受との置き換えが可能です。

    SKFのグラファイトベーステクノロジーに関する詳細をご覧ください。

    ベーカリーにとってのメリット

    最も明白なメリットはメンテナンスの必要性を抑えることでしょう。 軸受にはグリースが不要となるため、再潤滑は必要ありません。

    ワッフルの製造で使用するような通常のベーキングオーブンは、軸受の再潤滑を16週ごとに行う必要があります。 グラファイト潤滑は、メンテナンス間隔を延長または最低限に抑え、定期メンテナンスサービスの苦労を軽減します。 通常のオーブンには、約1,000ヵ所に取り付けられた350を超える軸受セットが使用されています。 それぞれに必要だった再潤滑の作業が、グラファイト製保持器を使うことで不要になります。

    メンテナンススタッフは、清掃に充てていた時間を機械性能や利益率の向上といった他の作業に集中させることができます。

    たとえ食品グレードであっても、グリースを使わないことで 汚染リスクを排除し、食品の安全性を高め、環境に優しいというメリットがあります。 また、軸受を再給脂する前には布やペーパータオルで軸受をクリーニングし、それらを焼却しなければならなかったため、 大量の布を廃棄する必要がありましたが、従来の再潤滑が不要になればそれもなくなります。

    軸受のメンテナンスを低減しながら、信頼性および生産性、食品の安全性を向上させ、環境への配慮もできるといったメリットは、ベーカリーのような超高温アプリケーションにとって強力な選択肢となるでしょう。

    元の記事は「Asia Pacific Food Industry」 誌に掲載されました(2018年7月): http://apfoodonline.com/industry/taking-heat-grease-free-bearings-baking/

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