円筒ころ軸受

円筒ころ軸受
SKF円筒ころ軸受は、多様な設計、系列、寸法を用意しています。その大半は、保持器付きの単列軸受です。また、高負荷容量軸受、単列ならびに複列の総ころ軸受(保持器なし)も、SKF標準製品としてございます。
保持器付きの軸受は、重ラジアル荷重、急加速、高速回転に対応することができます。総ころ軸受は最大数のころが組み込まれているため、超重ラジアル荷重を中程度の速度で負荷するのに適しています。SKF高負荷容量円筒ころ軸受は、総ころ軸受の高い負荷容量能力と保持器付き軸受の高速回転能力を併せ持っています。
SKF円筒ころ軸受の性能および実用寿命は、下記のような要素の他、多くの要因によって影響を受けます。
ころ端面とつばの接触面
SKF円筒ころ軸受には内輪または外輪に一体化されたつばが2つあり、これらでころを案内します。つばは開放型となっています。つまり、つばの内側の面は特定の角度で傾斜しています(fig. 1)。つばのこのような設計、ならびにころ端面の設計と表面仕上げの効果によって、潤滑油膜の形成が促進され、摩擦と摩擦熱が低減されます。
ころの対数曲線形状
ころと軌道面との接触面の応力分布は、ころ転動面の形状によって決まります。このことから、SKF円筒ころ軸受のころは対数曲線形状を有し、荷重がころ全体に均等に配分されるようになっています。これによってころ端面でのピーク応力の発生を防ぎ、軸受の実用寿命を延長することができます(fig. 2, fig. 3)。 また、対数曲線形状により、ミスアライメントや軸のたわみによる影響も受けにくくなります。
表面仕上げ
ころと軌道面との接触面に施した表面仕上げによって流体潤滑膜の形成が最大化され、ころの回転運動が最適化されています。これによって得られる利点には、従来型の設計と比較した場合、運転信頼性の向上などが挙げられます。
互換性のある部品
SKF円筒ころ軸受の分離可能な部品は、同一寸法の円筒ころ軸受の部品との交換が可能です(fig. 4)。内輪アセンブリあるいは外輪アセンブリは、タイプ、寸法および内部すきまが同じ軸受のどの軌道輪とも組み合わせることができます。これは特に、軸受の構成部品を別々に取り付けなければならない場合に重要です。

アソートメント

標準的なSKF円筒ころ軸受:
  • 単列円筒ころ軸受、主な型番NU、N、NJおよびNUP (fig. 5, fig. 6, fig. 7, fig. 8)
  • 高負荷容量円筒ころ軸受、型番NCF (fig. 9)、NJFおよびNUH
  • 複列円筒ころ軸受、型番NNU (fig. 10)、NN (fig. 11) およびNNUP
  • 多列円筒ころ軸受 (fig. 12, fig. 13)
  • 単列総ころ円筒ころ軸受、型番NCF (fig. 14) および NJG (fig. 15)
  • 複列総ころ円筒ころ軸受、型番NNCL (fig. 16)、NNCF、NNCおよびNNF (fig. 17)
  • 多列総ころ円筒ころ軸受、四列もしくは八列ころ (fig. 18)
  • 分割型円筒ころ軸受 (fig. 19, fig. 20)
その他にも様々なタイプの円筒ころ軸受をご用意しています。
  • ソリッドオイル軸受
  • INSOCOAT軸受
  • ハイブリッド軸受
  • NoWear軸受
  • 超精密円筒ころ軸受
  • 鉄道軸箱向け円筒ころ軸受およびユニット (fig. 21, →  SKFにご連絡ください)
  • 鉄道トラクションモーター用円筒ころ軸受 (→ SKFにご連絡ください)
  • クラスターミル用支持軸受
  • 割出しローラーユニット (連続加熱炉用)

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主な設計

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