オイルの循環潤滑

オイルの循環潤滑システムは潤滑点に供給したオイルが消費せず、オイルタンクに戻ります。

 

循環潤滑システムは潤滑以外、冷却の為にも使用されます。

 

潤滑と冷却以外、潤滑オイルの役割:

  • 振動に対するダンピング
  • 潤滑点から切子の抜き取り
  • 潤滑点における温度の安定化(冷却又は暖房にて)
  • 錆止め
  • 凝縮物と水の抜き取り

循環システムは次のように設計できます:

  • フローリミッター又はプログレシッブ分配器にて潤滑点にオイルを供給するシステム(プログレシッブ潤滑システム
  • マルチギアポンプ又はマルチピストンポンプが付いているマルチラインシステム(ポンプの吐出口は直接潤滑点に配管)。
  • ポンプの吐出量を油圧抵抗器(オリフィス、絞り分配器、フローメーター)にて設定するシステム(計量式潤滑システム

使用システムの選定基準:

  • 使用条件(温度及び粘度の変化)
  • 計量において必要の精密度
  • 循環潤滑システムのサイズ 
  • 必要のモニタリング


プログレシッブシステム

プログレッシブ式循環潤滑システムは容積的にオイルを計量しており、潤滑点当りのオイルをサイクル的に供給します。サイクル設定は分配器のストローク当りの吐出量をベースにして決めます。

コンポーネントの選定においてはサイクル数や最高圧力、また、ポンプの使用圧力と圧損を考慮する必要があります。

主な用途は工作機械(インジェクター、トランスライン、プレスライン)、印刷機械、製紙機械です。


マルチラインシステム

マルチシステムは粘度、圧力、ベアリングからの背圧、配管抵抗とは殆ど影響なく安定にオイルを供給するものです。

潤滑ラインをそれ以上に分配するのはプログレッシブ分配器や絞り分配器で対応できます。複数の潤滑ラインを結合すれば、1ヶ所の潤滑点における潤滑剤の供給量を増やすことも可能です。

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