鉄道メンテナンスのデジタル化を促進

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    2019 5月 07, 08:00 CEST

    鉄道産業において、まさに時は金なりです。 SKFの最も新しいデジタル技術革新は、メンテナンスレベルを拡張し、車両をできる限り長く走行させ続けられることが実証されています。

    振動や温度などのパラメーターを測定、監視することで異常を早期に特定するコンディションベースメンテナンス(CBM)は、多くの産業で長きにわたって応用されてきました。 これは、一般的に状態監視として知られています。

    歴史的に、鉄道産業では車両が走行した時間または距離に基づいてサービスを行うというメンテナンス体制になっています。 このアプローチは長年に渡って機能してきましたが、部品を実際に交換する必要があるか否かは考慮されません。 車両が走行していない時しか検査ができないため、メンテナンス作業では車両の運転を休止、または長時間線路閉鎖する必要があります。

    従って、鉄道車両の老朽化と鉄道需要の高まりにより、メンテナンス費用は産業において依然として最大の懸念の一つとなっています。

    技術の大幅な改革と入手性が良くなったことで、CBMの採用は着実に増加しています。 デジタル化は、メンテナンスの実施方法に大きな変化をもたらし、お客様はメンテナンス間隔を延長することが可能になります。 これは、鉄道需要などに有益な影響をもたらします。 車両のメンテナンス時間を少なくすることで、より多くの時間を乗客や貨物の輸送のために費やすことができます。これは、鉄道に対する需要の圧力が高まっている中で重要なことです。 また、リスクや問題発生に対し状態監視によって提供される早期警告は、ライフサイクルコストの削減やスペアパーツの在庫管理を支援することができます。

    SKFは、CBMおよび軸受や他のコンポーネントの知識を組み合わせ、非常に効果的なマルチログIMxプラットフォームの完全鉄道向けバージョンを開発しました。 この最新イノベーションは、車両と線路の状態監視を一つに統合したカスタマイズが容易なソリューションです。

    列車のデジタル化における次のステップ
    マルチログ常時監視装置IMx-Railは、新しい鉄道認証に従ったマルチチャンネルのオンライン状態監視システムです。 これは列車のデジタル化における次のステップであり、鉄道事業者がコンディションベースメンテナンスを導入することで、総所有コストの低減や可用性の向上、突発的な機械停止の回避、およびメンテナンス間隔の延長といった目標達成へと繋がります。

    マルチログ常時監視装置IMx-Railは、新規およびレトロフィットとして利用可能で、ホイールベアリング、ギアボックスおよびモーターなど車両回転部に起きる問題を事前警告すると共に、他の多くのコンポーネントからもデータ収集が可能です。 またシステムは市場最高レベルの精度で、路線障害の表示、特定、記録できる状態監視マップを生成します。

    更に、IMx-RailシステムはSKFクラウドサービスと簡単に接続して、データの保存、共有、およびSKF遠隔分析サービスの利用が可能です。 システムの多様性と、様々な産業での回転機械の監視におけるSKFの専門知識を組み合わせることで、迅速な解析と定期車両メンテナンスの優先順位を付けることができます。

    線路上での実証
    マルチログIMx-Railは、既に現場においてその能力を実証しています。 典型的なシステムの仕組みを大まかに説明すると、一般的な商用列車の例では、内蔵型のセンサーおよび電子機器一式が客車下のボギー台車の1つに搭載されています。 日常業務では、装置は加速度と振動信号を測定し記録します。その後、データを処理し全ての情報をワイヤレスで管理部門の収集ポイントに送信し、報告された情報により必要な処置が行なわれます。

    次に、同じくSKFが提供する専用ソフトウェアは、スマートアルゴリズムを使用して、列車の位置と運転状況の情報と共に、センサーのデータを分析します。 @ptitude Observerというソフトウェアシステムは、列車のホイールの摩耗または損傷、乗客の乗り心地、あるいは線路の特定部分において騒音を起こす可能性のある線路の異常を特定、表示し、正確に記録します。 その後、保全担当者はその情報を使用し、特定した線路範囲のより詳細な検査を行います。

    マルチログIMx-Railは、鉄道事業者がホイールと線路の状態を把握するように支援するだけではありません。 システムは、列車において故障した軸受など他の問題により引き起こされた振動を特定するように設計されています。 世界中の鉄道事業者は、既にこのアプローチを用いて、故障を回避し、車両のメンテナンス計画を最適化しています。

    鉄道交通の需要が増加するにつれ、デジタル化およびマルチログ常時監視装置IMx-Railなどの状態監視ソリューションの役割は、車両効率を高めて列車を走行させ続けるために、ますます重要になっています。

    Aktiebolaget SKF
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    SKFは軸受ビジネスにおいて、誰もが認めるリーダーであることを使命としています。 SKFは軸受、シール、潤滑、状態監視および保守サービスを含む、回転軸周辺のソリューションを提供します。 SKFは130カ国以上に拠点を配置し、世界中に約17,000の代理店を展開しています。 2018年度の年間売上高は857億1300万スウェーデンクローナ、従業員数は44,428人です。 www.skf.com

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